バイクを売るときは洗車が必要?
バイクを買取店に売るときは綺麗にしておくのが基本で、洗車をしてから売るのがマナーと言えます。綺麗にしておけば大切に乗っていることを伝えられますし、査定士からの印象もよくなるでしょう。洗車は売却前に行うのはもちろん、普段からもこまめに行うことをおすすめします。
価値の低下を防ぐためにも、普段から大切に扱っておくことが大事です。
洗車をしてから査定を受けよう
バイクを売ろうと考えているなら洗車をしておくのがマナーです。ドロドロのバイクだと査定士の心証が悪くなり、低く見積もられてしまう可能性があります。洗車の有無は関係ないという査定士はいますが、大いに関係するという査定士もいます。
どのような査定士に遭遇するかわからない以上、洗車はしておくのが得策でしょう。ピカピカにしておけば大切にしていることをアピールできますので、思わぬ高値をつけてくれることがあります。バイクショップに勤めている人はバイク好きが多いので、会社の利益を最重視する反面で、本心では少しでも高く買取してあげたいと考えていることもあります。
洗車するのに何万円もかかるなら別ですが、水洗車とワックス洗車をしても1,000円もかからないでしょう。多少の費用と時間をかけても、洗車をしてから売りに出すことをおすすめします。
査定士によっては洗車の有無により1~2万円も査定額を変えるという方もいるので、洗車しておいて損はありません。ただし傷をつけると価値が下がりますから、丁寧に泥汚れを落としていきましょう。バイクは自分の身体と同じように上から下という順番で洗っていくのがおすすめです。
洗車をしなければ傷を隠せる?
バイクに傷があって隠したいという方は、あえて洗車を避けたいと考えるかもしれません。しかし査定士は隠れている部分には傷がある可能性を視野に入れているため、こうした小手先のテクは通用しないです。同様に暗くなる時間帯をめがけて査定を受けて、傷を隠すという手法も無理です。
相手はバイク査定のプロですから、一般の方が思いつくようなテクはすべて通用しません。そもそも査定に大きく響くような大きな傷なら、汚れていても隠すことは難しいでしょう。汚れで隠せるような小傷なら査定には大きく影響しないため、やはり洗車をしてから売却するのが得策です。
洗車をすることで思わぬ傷・凹みなどが見つかるケースはありますが、これらは放置しておいて問題ありません。洗車をしたり売却における必要書類を揃えたりする必要はありますが、それ以外は何もしなくてよいのです。確かに傷・凹みは査定においてマイナスポイントになりますが、修理するとなると査定で増額される金額以上にお金がかかります。
たとえ修理して査定額が3万円アップするとしても、修理に5万円をかけていれば2万円の損になります。洗車時に見つかった傷・凹みは無視して問題ありませんし、車検切れの場合もそのまま査定を受けてください。
普段からこまめに洗車をしておく
バイクを少しでも高く売る秘訣は、普段から大切にしておくことです。汚れは時間を置くことで固まってしまい、簡単には除去できなくなります。家の掃除にも言えることですが、サボってしまうほど大変になるでしょう。結局はこまめに掃除をしたほうが綺麗になりますし、掃除にかける時間の短縮にもなります。
バイクの洗車頻度を見てみると、1~3ヶ月に1回という方が目立ちます。バイクはクルマと比べると利用頻度が少ないので、洗車の頻度も減るのは必然でしょう。ただロングツーリングなどの長距離走行をしたあとは、熱で汚れが焼け付いてしまう可能性があるので洗車して落としておくとよいです。
バイクを汚さないためには、普段からバイクカバーをかけておくのがよいです。ただ常時かぶせておくと湿気でサビやすくなるので、雨が降ったあとは晴天時をめがけてカバーを外してバイク全体を乾燥させるのがよいでしょう。
バイクはクルマ以上に雨に弱いので、理想はガレージで保管することです。カーポートもある程度雨は防げますが、風が強いときは濡れてしまいます。梅雨の時期や冬季はバイクが傷みやすいので、念入りにケアしてあげましょう。
バイクを売るときの注意点は?トラブルを回避するための陸運局での手続き方法
プラスポイントは積極的にアピールを
高額査定を出してもらうコツは、プラス査定になるポイントをしっかりとアピールすることです。例えば普段からこまめに洗車をしている、定期的なワックスがけを欠かさない、オイルやチェーンなどの消耗品は適切に交換している、などなど。
バイクは精密部品の集合体で構成されていますので、見た目は綺麗であっても粗末に乗っていると不具合の原因になります。査定士はひと目見るだけで、普段からどのようにバイクを扱っているのか見抜いてしまいます。社外パーツを装着している場合は、可能であれば純正パーツに交換しておきましょう。
自分で交換できない場合は売るときに純正パーツも一緒に査定してもらうとよいです。バイクは基本的に純正パーツが最も高額査定をつけてもらえるので、不要という理由で捨てないようにしましょう。あとは取扱説明書・整備記録・保証書などの書類関係はすべて用意しておきます。
バイクを売るなら数社で見積もりを
バイクの売却額は各社によって違ってくるので、数社で見積もりを受けるのが好ましいです。最近は数社と一括査定ができるサイトもありますから、まずは大まかな相場を把握しておきましょう。バイクの情報誌には相場が出ていますが、そもそも相場には大きな幅があるものです。
例えば最安値が50万円で最高値が150万円の場合、相場は100万円になってしまうのです。相場で売れば成功というわけではなく、相場より高く売る工夫をする必要があります。
相場はあくまで中間値と考えておき、それよりプラス10万円以上は高く売りたいものです。
バイクの価値は需要と供給のバランスで決定し、このバランスはバイクの買取店によっても変わってきます。買取店としては在庫の少ないバイクは高く買取しますが、逆に在庫が余っていれば安く買取してくるものです。得意車種や月間の強化車種なども各社により異なりますので、やはり数社で見積もりを取っておく必要があります。
洗車の有無に関係なく高額買取してくれる買取店はあるので、少なくとも5社以上とは見積もりする必要があるでしょう。数社で見積もりすることによって、査定時の交渉を有利に進められるメリットもあります。
関連資料→バイクランド(旧ゲオバイク) - バイク中古相場